「叱る?叱らない?」その場面を見極める5つの視点─

ノウハウ

はじめに


こんにちは、とみーです。


ブログを開いてくださり
ありがとうございます。


さて、あなたには
こんな経験はありませんか?


日々、子ども達と生活している中で、
自分の指導を後からふり帰り、
こう思う。


「さっきの叱り、
 本当に必要だったかな…」




その場では静かになった。
でも、子どもの表情は曇り、
空気も少し重くなった気がする・・・。


当時、子ども達に対して
叱責ばかりをくり返していた私は


叱る度にそう感じるように
なっていました。


でも実は、
叱らなくていい場面は、
思っている以上に多いんですよね!


子どもの成長に繋がらない叱りは
意味がない
と思っています。


その場の状況や子どもの課題行動を
そのときだけ、圧で押さえるような
叱りをしていました。


でもそれは、そもそも
叱る場面なのでしょうか。


叱る必要のない場面で
叱られるとなると、


子どもの気持ちを想像しただけで、
嫌な気持ちになります。


教師への嫌悪感が増し、
信頼は削れていくことは
間違いないでしょう。


子どもの少しはみ出た行動が
気になって声を荒げてしまっている・・・


実は、そんな先生も
いるのではないかと思います。


今回は、叱るか迷ったときに
少し立ち止まるための
見極めの視点を紹介していきます。



この記事を読むことで、

・感情で叱らなくなる
・子どもの挑戦を折らずに済む
・叱る前に立ち止まれる



今後の教室で、
自分自身の変化を
感じられるはずです。


過去の私のように、
叱らなくていい場面で
叱り続けると、


子ども達は萎縮し、
「失敗しないように・・・」
を優先する
ようになってしまいます。


もしくは、
先生に信頼がもてず、
課題行動がより悪化したり
反抗的な場面も増える
ことでしょう。


だからこそ、
時に叱らない判断が
大切になります。


では、早速一緒に
見ていきましょう!

「叱らなきゃいけない!」という呪縛


「今叱らなきゃ、なめられる」

「ちゃんと叱らなきゃ、
 教室が荒れていく」



そう思う気持ちは
とても理解できますし、


まちがいでは
ないと思っています。


当時は、そんな思いと
焦る気持ちが強く


子どもの成長ではなく、


”なめられたくない”

”学級崩壊させたくない”


つまり
自分のために子どもを
叱って管理していました。


トラブルが
大事にならないように、

反抗してくる前に
力でねじ伏せる。


今考えると
恐ろしい考え方だなと思います。


当時の子ども達に
とても申し訳ない気持ちで
いっぱいです。


そんな事にも気づけない程
当時は当たり前にして
しまっていました。


まさに呪縛です。


子ども達が誤った道に
逸れないように、


クラスをまとめていくために
時には厳しくすることも当然。


一見、子どものために
叱っているように感じますが、


子どもの気持ちを無視した
無計画な叱り
ただの自己中・自己満です。


でもそうなっていたんです。


当時の私には
叱る場面も見極める力も
叱るバリエーションもなく


大きな声をあげて
その場を制す



その一択でした。


でも後になって気づいたのは、
叱らなくても自然に収まった場面が、
実はたくさんあったということです。


では、叱らないでよい場面とは
どんな場面なのでしょうか。


どのような視点で
”これは叱らなくていいな”
判断すればよいのでしょうか。


そこを見極める視点を
具体的に5つ紹介します。

叱らなくていい場面を見極める5つの視点


叱らなくていい場面
見極めるためのには


次の5つの視点を
参考にしてみてください。


① 初めて・慣れていない行動

初めてのルール、
初めての班活動、
初挑戦するもの。


初めてのことや
慣れていないことは
うまくできなくて当たり前ですよね。


ここで叱ると、
9割の確率で、子ども達の
意欲が下がります。


「叱られるならやらない方が安全」
という学びが残ってしまいます。


そこに、
「どんどんチャレンジしよう!」と
言ったところで
挑戦するはずもありません。


なぜなら、
できない、わからないと叱られる
という経験をしているからです。


初めてのことや不慣れなものは
”できなくて当たり前”


そう捉えて、安全に配慮した上で
授業や活動計画を立てる
工夫をしていきましょう!


体験できる機会が少ない、

次に体験できるまでの
スパンが長い、


そうなると
なかなか覚えづらくなりますし
身に付きづらいものですよね。


なので初めての場合は、


「できない、わからないが当たり前!
 だからこれから少しずつ
 一緒にチャレンジしていこうね!」



そんな声かけがあると
子ども達は安心して
取り組めますよね!


うまくできなくても
時間内に達成できなくても


子どもを責めるのではなく、
「想定内」と捉えるように
してみてくださいね!


くり返し伝え続けることや、
どうすれば少ない機会の中で
少しでもできるようになるかな。


と自分の安全配慮や授業構成の
修正にベクトルを向けて
考えてみましょう!


② 失敗から立て直そうとしている最中

子どもが失敗したとき、
自分でやる直そうとしている姿を
みかけます。


まさに今、自分で立ち上がろうと
もがいている時にまた失敗・・・。


しかしそこを叱ってしまうと、
自力で立ち上がる力ややる気の芽を
摘んでしまうことになります。



いつも宿題がすぐにできない子が
さすがに自分でできるように
ならなきゃな・・・


そう子どもが今まさに
やろうと動いたときに限って


「宿題早くやりなさい!」


と、
大人が言ってしまう場面と
同様です。



子どもの「失敗した姿」
一点だけを見てしまい、


その行動の前にある姿や気持ちを
見ていなときに起こりがちです。


例え、宿題が終わっていなくても
言われずに自分で
宿題しようとした気持ちや


わからなくても
取り組もうとした姿を
しっかり見ておくことです。


立ち上がろうとした結果、
できなくても
叱る必要はありません。


やろうとした姿に
価値があるので
むしろほめるべき姿ですね!


だからこそ、
上手くいかなかった後の


子どもの行動や気持ちの
変化を観ておくことが大切です。



③ 周囲に大きな影響が出ていない

少し立ち歩いた
声が小さく漏れた
姿勢が崩れた


この程度で全体が
崩れていないなら、
見守りも立派な指導です。


全体の前で注意することや
個別に叱ったりすることが
増えることで


他の子ども達が
教師の言動をマネするように
なります。


「座って!」

「静かにして!」

「ちゃんとやって!」


子ども達はよかれと思って
その子に声をかけますが、


注意された子にとっては
嫌な気持ちになることも
多いでしょう。


子どもの気になる行動を
毎回注意したり
個別指導したりするのではなく


様子を見ることも大切です。


同時に、


周りの子にも
そっと見守ることも
友達にできる思いやりの1つだよ!


と伝えておくことも
状況や実態に応じては必要です。


教師がその子の行動と
クラス全体の様子を見ながら


子どもの気になる鼓動に
敏感になりすぎず、
敢えて見守ることで
クラスも落ち着きやすくなります。

④ 心と体の調子が崩れているとき

疲れている、焦っている、
時間が押している・・・


そんなときほど、
小さな行動が目につきます。


心の余裕やエネルギーが
枯渇しているときには、


普段は気にならないことも
気になってしまったり、

ちょっとしたことで
イライラしたりしていまいます。


こういうときには
怒りスイッチが入りやすいので、


心を体を休めること
優先することも大切です。


とはいえ、
先生の仕事は超多忙。


休めばその分、
後で自分にしわ寄せがくるし


「休む時間なんてないよ~」


そんな声が
聞こえてきそうです。



いつも仕事に追われている先生は
残業日と定時を決めることからでも
良いと思います。


私が以前勤務していた学校では
金曜日は毎週定時退校日でした。


管理職が17時になると
施錠するのでやりたくても
帰らなければなりません。


始めは慣れずに
「終わらせるなんてむりー!」と
仕事を持ち帰っていましたが、


”金曜定時”が
当たり前になってからは


金曜日はほぼ仕事できないと
月~木で計画的に
仕事できるようになりました。


おかげでストレスも減り、
効率的に逆に仕事が
進むようになりました。


終わりの見えない仕事だからこそ
仕事にメリハリをつける。


生み出した時間で
自分を癒やす時間を取る。


教師の心身の安定は
子どもの気持ちや
クラスの安定にも繋がります。


それも急には難しい!という方は

「今日はかなり疲れているな~」
そう感じたら、


「深呼吸、深呼吸!
 リラックス!リラックス!」


と唱えてるだけでも
気持ちは変わりますよ!


⑤ 他をほめて気付かせる場面

叱らなくても、
一人の望ましい行動を
ほめることで空気が
整うときがあります。

Happy African teacher communicating with her students during a class in the classroom.


教師が指示を出して
全員がやらないということは
ほとんどありません。


やろうとしている子や
やっている子は必ずいます。


なのでクラス全体の志気を
上げるためにも


あえて
良い言葉や行動をとりあげて
全体に気付かせる
こともできます。


子どものマイナス行動ではなく
プラス行動に目を向けて
いくことが大切になります。

それでも叱る必要がある場面


しかし、


周囲に迷惑をかける
人を傷つける
秩序を大きく壊す


これらは、迷わず叱ります。
特に厳しく叱っていいところです。


ただ普段から様々な場面で
注意や叱りをくり返していると


いざという場面で
子ども達に響かなく
なってしまいます。


だからこそ、
叱る場面とそうでない場面の
判断力を付けていきましょう!

さいごに


今回は「叱らない教師がいい」
という話ではなく、


叱る必要のない場面を減らそう
という提案でした。


叱らなくていい場面で
叱らないことは、
甘えや逃げではありません。


信頼を守る選択です。

子どもは、
見守られた分だけ、
自分で立て直す力を育てます。

まずは、「今日は叱らなかった」
「叱られなかった」
その経験を積み重ねてみましょう!



とみー

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