教師の最重要事項!子どもを「見取る」4つの視点

ノウハウ

はじめに


こんにちは、とみーです。


ブログを開いてくださり
ありがとうございます。



授業がうまくいかない。
クラスが落ち着かない。


子どもとの関係が、
どこか噛み合わない。


そんなとき、
私たちはつい考えます。

・適切な指導ではなかった?
・声かけが悪かったの?
・もっと厳しくした方がいい?


理由や要因を考え始めると
きりがありませんね。


毎日の授業でも
学校や学年行事でも


子ども達の成長を
常に考えている教師なら


「ここは修正した方が良い」

「ここはもっとレベルを
 上げてもいいかも」


そう日々の中で試行錯誤しながら
子ども達の成長に向けて
動いていることでしょう。


また、世の中には様々な
教育技術やスキルを紹介した
書籍やサイトもあります。


これは子ども達が成長しそう!
子ども達が楽しんでくれそう!


そう思って実践されている先生も
多いかと思います。


実際私もそうでした。
休みの日でもクラスの事を考え
自分の教育スキルを上げることが
子ども達の成長に直結する!



そう考え、書籍を買って
読んでみたり、休みを使って
研修に参加したりしました。


しかし、ある年、
ひとつの壁にぶつかったのです。


その壁とは、


「書籍や研修で学んだことと
 同じ実践はしているが
 成果が見えづらい」


つまり、


子ども達の変容(成長)が
見えないということでした。


もちろんカリスマレベルの
教師のような成果はすぐには
でないということは
理解できていましたが、


それでもそこに何か
書籍や研修で聞くような
成果とは


”大きな違い”
感じていました。


方法や手順は同じ。
継続的に実践を続けている。


それでも子ども達の成長は
見えづらい。


そして実践していく中で
ある時”その違い”に
気付くことができたんです。


正直、当たり前のことすぎました。
当たり前すぎて
見えていなかったのです。


・授業スキル
・学級経営の知識
・子どもとの関わり方


自分の実践を見直す前に
もっと根本的な部分を
見直す必要がありました。


指導技術や実践方法よりも
もっと大切なことです。


それは、
「子ども見取り」です。


どんな素晴らしい技術や
学級経営の方法を知っていても


目の前の子どもの実態と
大きな差があれば


その掲載された方法だけでは
うまくいきません。


書籍やネットに書かれた方法を
まるごとそのまま実践しても
ある程度の成長で止まってしまいます。


きっとこのブログを読まれている先生は、
「本気で子ども達を成長させたい」と
思っている先生が多いと思います。


また、
「教師として成長し続けたい」
そう強い願いもあるのでは
ないでしょうか。


そんな子どもと教師の成長を
一段上を目指す先生に向けて


今回は「子どもの見取る視点」
テーマに内容を紹介していきます。


この記事を読むことで、

・指導が空回りする理由が分かる
・ほめる・叱るの精度が上がる
・子どもとの関係が安定します


逆に、
見取りが弱いまま
指導を重ねると、

・頑張っているのに伝わらない
・叱る回数が増える
・教師も子どもも疲弊



そんな未来になってしまう
かもしれません。


急速に変化する時代、
そして多様化する子ども達、


このような令和の時代には
これまでよりも


「教師の見取る力」が
必須だと感じています。


では、早速一緒に読み進めて
いきましょう。

「見取り」とは

 「見取り」とは教師が子どもの
言葉や行動の表弁だけでなはく、

その背景にある感情や意図、個性、
発達段階などを深く読み取り
解釈し理解しようとすること。

と定義されているようです。


また、子どもを
一つの視点から見るのではなく、
複数の異なる角度や方面から、


多様な視点や立場に立って
捉えたり考察したりする
ことです。


様々な教科学習から
見える子どもの様子や、


休み時間の人間関係、
その子の得意や苦手、


家庭環境などから
出てきた言動やしぐさ、
表情も含めて


深く解釈していくことが
「見取る」ことになります。


この「見取り」を通じて、
教師は一人ひとりに合った
適切な指導や支援を行い、


子どもの主体性を尊重しながら
成長を促すことが
教育の基盤となっていきます。


授業力がある教師や
指導力のある教師と言われる
先生方は、


この「見取りの視力」が
高いレベルにあると
考えられます。

なぜ「見取る」が最重要なのか


教師にとって、
一番大切な仕事は何か。


それは、
子どもを正しく見取ることです。

指導よりも先。
技術よりも前。

すべての土台になります。

子どもが同じ行動を取っても、
子どもによって意味は違います。

・ふざけているのか
・分からなくて止まっているのか
・助けを求めているのか

ここを見誤ると、
指導の意味もずれていきます。

見取れていないと起こること


・注意したのに改善しない
・ほめたつもりが響かない
・叱ったあと関係が悪くなる

これは、子どもだけが
悪いのではありません。

見取らずに指導しているサイン
として捉えることもできますし、
そう考えることが大切です。


ここに気づけないままだと、
子どもと先生の間に
確実に”温度差”が出てしまいます。


先生のやる気はあるけれど
子ども達がその期待に応えられず


結果、


「なんでできないの」という
気持ちが沸いたり


子ども達にも
「自分たちは先生の期待に応えられない」
と自己肯定感が下がってしまいます。


どんなに子どもと信頼関係が
築けていても


先生の思いに応えられない
一部の子ども達は


おいてけぼりになることも
考えられます。


だからこそ
子ども達からのサインが
見えたときには


”ちゃんと目の前の子どもを見ているか”

と自問してみましょう。


その次に
自分のスキルや関わり方を
ふり返ることをおすすめします。


私が以前失敗した要因も
ここにありました。


先生方の素敵な実践ばかりに
目がいきすぎたたことで


目の前の子ども達の
実態や状況とは違う指導を
してしまっていた
のです。


スタートはいつも子ども。
素晴らしい実践をマネすることは
とても大切だと思います。


しかし、その実践が
より上手く回りだす為には、
目の前の子ども達の力を
しっかり見取り、


取り組みやすいように
実践をかみ砕いていくことが
重要になります。


子ども達が一歩踏み出しやすいように
活動や考え方を具体化していきましょう。

「見取り」の視点4つ

ここからは、「見取り」に必要な
ポイントを紹介していきます。

① 行動の奥にある気持ちを見る


「立ち歩いた」
「話を聞いていない」

ここで止まらず、
一段深く考えます。

・なぜ立ち歩くのか
・なぜ話を聞いていないのか
・なぜ今そうなったのか
・その前に何があったのか


子どもの言動の奥を
より深掘って考えてみましょう。


立ち歩いたことをすぐに注意して
座らせるのではなく、


あえて立ち歩かせてみることも
大切かもしれません。


そこからその子の思考が
見えてくることがあるからです。


歩いた後にどこに行くのか。

不安があるのか。

そもそもルールを理解できていないのか。

その子の目線の先には何があるのか。


授業中に行うことは
簡単ではないですが、


その子の行動の奥を知ること
適切な指導や支援に
繋がることを思えば、


”観察時間”を取ることは
大切です。

② できていないより、できているを見る


見取る力が高い教師ほど、
「できていない子」ではなく、
「できている瞬間」を見ています。


見取りの視力が上がってくると
子どもの良さも見えてきます。


・なぜこの子は思いやりある
 言葉が言えるのか

・なぜ友達を助ける行動ができたのか

・なぜこんなに早く整列できるように
 なったのか


課題の奥を探るためだけでなく、
良い言動の奥にある子どもの
気持ちや考えにも
気づけるようになります。


そうなると、
子ども達へのほめる言葉も
「すごい」「いいね」というだけでなく


なぜすごかったのか
なぜ良かったのかを


具体的に言葉にして
子どもに伝えることができます。


それが子どもへの新しい価値として
成長を促していくことになるのです。

子どもを見取る力とは
良さを見つける力にも
繋がっているのです。

③ 表情やしぐさを見る


特に小学校であれば、
子ども達の言語力は発展途上です。


だからこそ注視する点は
言葉よりも表情やしぐさ。

・姿勢
・目の動き
・手や足、体の動き
・声の大きさ
・動きの速さ

ここに、
子どもの状態が表れます。


不安や緊張、焦り
怒り、悲しみ、喜び、楽しみ


子ども達の表情には
本当によく表れます。


先生と話すときはもちろん、


友達と話してるときの
表情やしぐさ、姿勢は


友達との関係性までも
見えてくることがあるので、


日常から注意深く見て
おきたいところです。

④ 比較ではなく変化を見る


これは学校現場でも家庭でも
よく言われていることです。


「あの子はできるのに
 なぜこの子はできないのだろう」


そう考えていると
遅かれ早かれそれは子どもに
見抜かれてしまいます。


ここで、面白いことを
1つお伝えします。


見取る力が付いてくると
子どもを比較することが
格段に減ります。


毎日見取りをくり返していると、


「お!昨日よりも
 今日は集中できているな」

「あれ?今日は全然目を合わせないな、
 どうしたんだろう」


その子自身の小さな変化や成長にも
すぐに気づくようになります。


表面の行動ばかりを見ていれば
課題行動が出てきた際には
注意や叱責になりがちですが


その子の表情や行動から
奥深くを観るクセがつくと


自然とその子の変化に
向くようになります。


その上で、声かけや関わりを
変えていくことができるのです。


他の子と比べてしまう。
みんなはできているのに、
この子はできてない。


そう考えてしまうのであれば
まだまだ「見取るレベル」を
上げられるサインです!

見取る力がほめる・叱るを変える


子どもの見取りができてくると、
当然指導方法も変わってきます。


子ども達に合わせた言葉、場面、
活動、タイミングなどを
構成していくことができるからです。


普段から子ども達をしっかり
観てくれている先生の言葉は


子ども達の心を的確に
突くことができてきます。

・今はほめる場面
・今は待つ場面
・今は叱る必要がない場面

この判断も、
ブレなくなります。


マニュアル通りではなく、


子どもの実態や状況に合わせて
ベストなタイミングで
子共に届けることができるのです。

だから、
ほめるが軽くならず、
叱るが関係を壊しません。


子どもを深く知っているからこそ
できることなのです。

今すぐできる実践


すぐにできることは、

・一人、気になる子を決める
・その子の「できている瞬間」を1つ探す
・行動の理由を一度考えてから声をかける

地道にくり返すことのみです。


ただそれを毎日意識することで
指導の質は確実に変わります。


慣れてきたらスピード感も
徐々に上がっていきます。

さいごに


私は教師の一番最初の仕事は、
子どもを観て理解しようと
することだと思っています


目の前の子ども達を観て
その子を知らなければ


良い関係も
適切な指導や支援も
できないからです。


世に溢れる
素晴らしい実践も


目の前の子どもから
スタートしていると
思っています。


今教室にいる子ども達の実態を
中心として深く観察していく、


その上で、
子ども達の成長に向けて
試行錯誤していく。


そこで生まれた手応えが
あなた自信の本物のスキルと
なっていきます。

見取る力が育つと、
指導は自然と整い始めます。

だからこそ
子どもを見取ることは、
教師の最重要事項なのです。



今回の内容が
あなたの背中を押す一歩になれば
嬉しいです。


とみー

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