はじめに
気づいた時には、さっきの自分に後悔…
どうしたら子ども達に
自分の気持ちが伝わるのか。
何を言うべきだったのか。
「なんですぐ動けないの?」
「何度も言ってるよね!」
(あぁ、また叱ってしまった…)
叱ることばかりを繰り返し
自己嫌悪になっているあなたに向けて
私が伝える「ほめる」を軸にした
子どもとの関係作りを参考にして
自分の笑顔も取り戻して欲しい。

こんにちは、とみーです。
このブログを開いていただき
ありがとうございます!
まずはじめに、
簡単に私のプロフィールを
紹介させてください。
大学を卒業後、
不登校児童生徒指導員、特別支援員
そして青年海外協力隊として
アフリカで2年間教鞭を執り
帰国後、小学校教師として
10年間勤めてきました。
ありがたいことにその間、
日本語指導や全学年担任も
経験させていただきました。
現在はこれまでの経験をもとに
先生方のサポートをしています。

今では、このように先生方を
サポートする仕事を
することができていますが…
教員を初めて数年間は
子ども達とどのように信頼を
作ったらいいのか
手の焼く子にどう関わったら良いのか
わからずに毎日を過ごしていました。
子ども達が思ったように動かない、
できないと
叱責するような教師でした。

そんな私が、どのようにして
子どもと信頼を作ってきたのか
手を焼く子どもとどう関わってきたのか
何がきっかけとなり、
「ほめる」を軸にした
学級作りを始めたのか。
そして、子ども達の笑顔を
増やすことができたのか。
実話のストーリーを
お伝えしたいと思います。
子ども達が
意欲的に学習に取り組み、
メリハリある行動が
できるようになって欲しい。
友達と仲良く協力して
学校生活を楽しんで欲しい。
そう思いつつも、
現実のギャップに苦しむあなたの
役に立つ部分が必ずあるはずです。
ぜひ、最後までお付き合いください!

叱ってばかりの過去
教師になって6年目、
私は4年生の担任になりました。
前年度からの引き継ぎは
”手のかかる子が多い学年”
でした。
さらにこの学校は
特別支援学級が
10クラスを超える拠点校。
当然どのクラスにも
特別支援の子が2,3人在籍する
学級でした。
蓋を開けてみると、
・毎時間立ち歩く子
・すぐキレる子
・場面緘黙で不登校気味の子
・奇声をあげる子
・学力が定着しない子
・吃音の子
・薬を飲んでいる子
・家庭的な課題を抱える子
本当に多様な子ども達を
受け持つことになりました。
中でもAくんは
言葉が不明瞭で
学年相応の学習が難しい。
イヤなことがあると友達を殴る、蹴る。
授業中、教室の電気を消して授業妨害。
毎時間立ち歩き、
友達にちょっかいをかける。
怒りがピークになると
「死んでやる!」と窓際に行き
飛び降りる動作をする。

そういうAくんの行動に
我慢できないBくんが
「Aー!おまえやめろ!」
とキレて喧嘩になる。
音に敏感なCくんは
その声に反応してパニックになり
「わーーーー!!!」と
奇声を上げながら教室を飛び出す。
そんなことが
ほぼ毎日起こりました。

そういう状況の中、私は
(ほんっっとうにやめてほしい!)
(授業進まないじゃん!)
(真面目にやっている子がかわいそう)
そんな焦りと不安と怒りのピークで
事が起こる度に
かなり威圧的に
「やめなさい!!」
と叱っていました。

「Aくんちょっと来なさい!」
と教室の外に連れ出し、
「なんなの?何がしたいの?」
「あなたは悪いことをしている!」
そう言い続けていました。
教室に残された子ども達を守るためにも
Aくんをどうにかしなきゃいけない!
しかし翌日も、
翌々日も
Aの行動は変わりません。
私は朝から下校まで
Aくんを見張るような目で
見るようになり、もうそこに
私の笑顔はありませんでした。
「クラスをまとめなくていい」
そんな状況が続いていたある日、
校長先生との面談がありました。
身体的・精神的にすでに
ピークにきていた私は
「クラスをまとめられません!」
そう、校長先生に弱音を吐きました。
しかし
次の校長先生の言葉に
私は救われることになったんです。
「クラスをまとめようとしなくていいよ」
「え…えー?!」
衝撃でした。
”クラスはまとめるのが当たり前”
”まとめることが担任の仕事”
”まとまったクラスが良いクラス”
それが当たり前だった私にとって
この言葉は真逆の発想でした。
同時に
”まとめなくていいんだ”
と安心して肩の力が抜けたのを
覚えています。
「この学校には色んな子ども達がいる。
先生のクラスにも本当に多様な
子ども達がいる。
だから、まとめようとしなくていい。
一人ひとりを見てあげてね。」
固定概念がガラガラと崩れていく
瞬間でした。

これまでの私は、
担任としてクラスを引っ張り
クラスを1つにまとめることに
躍起になっていたんです。
でも そもそも、
多様な子ども達が
生活する教室。
1つにぎゅっとまとめて
型にはめようとすること自体が
間違っていたのかもしれない。
きっと一人ひとりに良さはある。
Aくんにだって良さはある。
私はAくんの
悪さばかりに目も心も取られて
良さを見落としている。
見つけてもスルーしているかもしれない。

・・・私が本当に子ども達にしたいこと。
それは
「子どもをほめたい!」
「みんなの笑顔が見たい!」
これが、私が心から
子ども達にしたかったこと。
面談を終えて私の覚悟は決まりました。
クラスはまとめなくていい、
一人ひとりの良さを見つけること
そして
その良さをほめて伝えること
これこそが、
私らしいこの子たちとの向き合い方
だったことに気づきました。
変わり出すAくん
やりたいことは明確になった。
とはいえ、
Aくんがすぐに変わるかと言えば
そうでもありません。
私はAくんの行動観察から始めました。
するとAくんが
笑顔になる瞬間がありました。

Aくんは「友達が大好き」でした。
休み時間はすぐ友達のところへ行き話す。
昼休みは友達と外へ
ドッチボールをしに行く。
なるほど、Aくんは
「友達と関わりたい」のだな。
そう思える行動がたくさんありました。
それから実はAくん、
4年生ですが読み書きができません。
授業内容は付いていくどころか
何を言っているか
さっぱりわからなかったと思います。
Aくんにしてみれば、
1日5,6時間もある勉強は
拷問に近いことです。
また、自分ができないことは
友達に知られたくない、
そんなプライドもありました。
だから、
わからないことがあると
暇になって立ち歩き、
好きな友達のところに行っていたんです。
逆に好きなことや
できることがあると
集中して取り組むことができました。
友達が好き、
わかることやできるがあれば
集中して取り組める。
そこをスタートとして
関わりを変え始めました。

授業は、友達との交流時間を多く取る
構成に変えました。
難しい課題は一緒にやったり
問題の数を減らしたりして
取り組ませました。
見通しと手順を示し、
1つできたら確認を
くり返し行いました。
そうする中でAくんの
頑張る姿が少しずつ
見えてきました。

「ここまでもうできたの?
早いね!さすが!」
「わからないこと自分で聞けたやん!
やる気あるね!」
「今日の活動、○○さんとめっちゃ
楽しそうにやってたね!先生、
楽しそうなAくん見るの好きだな~」
少しずつですが、
Aくんへの声かけも
「ほめる」ことが増えていきました。
それでも、調子が悪いと
学習の邪魔をしてしまうAくん。
授業中教室の電気を
消したり付けたりし始めました。
私は
「お、ちょっとコンサートみたいだね」
と言って淡々と授業を進めました。
イラついてわざと
ドアをバンっと締めても
構わず授業を進めました。
そして数分後、教室に戻ってきた際に、
「おかえり。
戻ってきてくれてありがとう」
それだけを伝えました。

とにかく彼の行動になびかない。
これを徹底しました。
そして、後から個別にAくんと話します。
彼の思いを引き出し、
私の思いを伝えます。
本当はみんなと一緒に勉強したい、
でもできないと苦しむ彼に
今できていることや
クラスや先生にとって
Aくんは大切な存在であること、
困ったときのヘルプの出し方。
これを伝え続けました。
そうすることで少しずつ
Aも気持ちを落ち着かせて学習に
取り組める姿が増えてきました。
支援学級の先生やお家の方とも
話した結果、
彼は来年度から支援学級に
行くことを決めました。
Aくん自身が「安心して学べる」
環境を選択しました。

彼の「がんばりたい」という
気持ちの現れに成長を感じ、
感動しました。
見えてきた教室の温かさ
Aくんが落ち着くようになると
他の子ども達の良さも
見えるようになってきました。
・最後まで粘り強く学習に取り組む姿
・友達の意見を最後まで聴く姿
・違う意見を面白いといって受け取る姿
・落ち込んだ友達を励ます姿
・勉強が苦手な友達に
・休み時間を使って説明する姿
私はいつも
こんなに一生懸命で温かい
子ども達に支えられていたんです。
もちろんAくんだけでなく、
最初に挙げた多様な子ども達が
共に生活する教室。
互いを知り、受け入れ、
必要な時に力を貸す、
それがごく自然とできる姿が
溢れていました。

子どもの良くない行動
ばかりに目がいき、
叱責をくり返していれば
このような姿は
見えてなかったかもしれません。
3学期最後のお楽しみ会は
個性溢れる出し物のオンパレードでしたが
この子たちらしい会でした。
出し物を終えると、
一生懸命に拍手を贈る姿と
温かい雰囲気が流れていました。
周りから見れば
まとまりはないかもしれない。
けれど、
1学期の空気とはまるで違う。
私も一緒になって
心から笑ったり、驚いたり、
楽しめている。
何より子ども達の最高に
楽しそうな笑顔が、
私にとって最高の喜びだ
ということを自覚した
瞬間でした。
次はあなたの番です!
子ども達とうまく関係が築けない。
悪さばかりに気を取られ
注意や叱責が増える。
そんな自分に自信が持てず自己嫌悪…
過去の私もそうでした。
でも、今の現状を変えたいと思うなら
自分が変わらなければなりません。
自分を変えるためには
きっかけと行動が必要です。
今思えば、校長先生の言葉が
自分を変える大きな
きっかけになりました。
”クラスはまとめなくていい”
この考えを知ったことで
”子ども一人ひとりを見る”
ことに集中できました。
そして、
「ほめる」を軸にした関わり方に
変えたことで、
子ども達の笑顔が増え、
自分の見たい未来が
訪れたのだと思います。
ここまでこの記事を
読んでくださっているあなたなら
きっと自分を変えることができます。
この記事もあなたが行動する
”きっかけ”となって届いてほしい。
そう願っています。

長くなりましたが、
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
子ども達と笑顔で過ごす日を
1日でも多く増やしたい!
自分も笑顔になって
心から教師を楽しみたい!
教師として
自信を持って学級経営が
できる自分になりたい!
私はそんな先生方と一緒に
学び続け、成長し続けたいと
思っています!
【公式LINEで学べること】
「ほめる」を軸にした学級作り
・学級作りのマインドセット
・子どもと信頼を作る方法
・響くほめ方、叱り方
・手を焼く事の関わり方
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ご連絡くださいね!
自分の思い描く
見たい未来に向けて
一歩踏み出しましょう!
とみー

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