はじめに
こんにちは、とみーです。
ブログを開いてくださり
ありがとうございます!
授業をしていると、
こんな子に出会いませんか。
・学習内容の理解が極端に難しい
・これまでの学習の積み重ねが
ほとんどない
・「どうせ分からない」と
最初から諦めている
書こうとしているけれど
ノートは白いまま。
最初から諦めているから
教科書ノートも出さない。
スタート時点でやる気はゼロ。
机に突っ伏している。
担任として
とても気になる姿だけれど、
でも現実は、
その子にずっと
付き添うことはできない。
クラス全体の進度を
止めることはできないし、
他の子も待っている。
「この子を大事にしたい」
「でも、クラスも止められない」
その狭間で、
毎日葛藤している先生は
本当に多いと思います。

今日は、
学習内容が定着しづらい子への
“特別すぎない”基本の支援
についてお伝えします。
この記事を読んでいただければ、
・担任一人で抱え込まなくてよくなる
・「これならできる」と支援の軸ができる
・諦めていた子に変化が見え始める
勉強することに意欲も自信もなく
始めから諦めモードの子が
鉛筆を持って
「できたよ!」
「わかった!」
と笑顔になる姿が
近い将来見られることに
なります。
先生として
こんな嬉しい姿は
ありませんよね!
しかし、
「担任としてこの子を
どうにかしなければ」
という思いが強すぎて
「あなたは絶対できるよ」
「大丈夫!先生と一緒にやろう」
と前向きな声をかけ続けたり
先生のマンパワーだけで
この子を変えようとしても
その子の意欲は
先生がいないと高まらない
先生がいないとできない
ことを無意識に刷り込んで
しまうことになります。
先生が忙しく
自分についてくれないことが
わかると、
いつしかその子も
再び机に突っ伏して
しまうことになってしまいます。
そしてまた
始めの状況に戻って
しまうんです。
先生が一生懸命がんばっても
そういう姿に戻ってしまえば
正直頭を抱えますよね。

だからこそ、今回紹介する
”特別すぎない”基本の支援を
ぜひ実践してみて欲しいと思います。
完璧な支援ではありません。
でも、諦めない教室はつくれます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
「これならできるかも」を探す
私自身、
「この子基礎学力が身についていない。
でもどこから手をつければ
いいんだろう・・・。」
そう悩み続けた時期がありました。
声をかけても、
「分からない・・・」
「できない」
その姿を見るたび、
自分の力不足を
突きつけられている気がしました。
でも、
ある考え方を変えて
少し工夫したことで、
始めから諦めモードの子が
少しずつ意欲的に
学習に取り組み始めたんです!

何が良かったのか、
結論からお伝えします。
学習内容が定着しづらい子への支援は、
「支援の量」を増やすこと
ではありません。
必要なのは、
学習意欲を高める
環境を整えることです。
実は多くの先生が
学習内容を定着させようということに
フォーカスしまいがちですが、
子どもが動き出すのは
「やってみたい」
「これならできるかも」
と意欲が高まったときです。
その環境設定を工夫することで
「先生が子どもに教える」
という構図は激減します。
子どもの背中をそっと押してあげるような
そんな環境作りが大切になってきます。
学習内容を理解させるために
”学習意欲をどう高めるか”
が最大のポイントです。
では、具体的に
どのような取り組みがあるのか
詳しく見ていきましょう。

「意欲を高める環境作り」 基本の5つ
① 量を調整する
ほとんどの教科において
問題を解く活動が
設定されていると思います。
みんなと同じスピードで
同じ量を行うには、
本人のやる気をさらに下げて
しまうようなものです。
「できない」「わからない」を
突きつけられる苦しい時間に
なってしまいます。
それでは始めから
問題も読む気にりませんし、
えんぴつなんて持ちたくも
ありません。
そこで本人に以下を提案します。
・問題数を減らす
・解く問題は1問だけ
・1行書けばOK
ただし、どのくらいやるかは
自己決定させることが大切です。
そして本人にとっての
ハードルを限界まで下げ、
「一歩目を動きやすく」します。
そして「わかった」「できた」を
味わってもらうことが
大切なポイントです。

② がんばりや正答率を可視化する
本人の頑張りや小さな前進を
見える形にします。
自分の努力が見えると、
諦めは少しずつ減り、
逆に意欲は高くなっていきます。
おすすめは頑張りの記録を
可視化して残しておくことです。
例えば、自分の設定した目標や量を
クリアできたらサインやスタンプで
頑張りを見える化しましょう。
簡単なカードを作っておくのも
いいですね!
高学年でも、正答率という示し方に
なると意欲的に取り組むことが多いです。
その他、意欲的に取り組む姿も
数字や写真で残しておきます。
目標達成できなかった
場合でも頑張っていた姿は
多く見られるはずです。
例えば、
・昨日より1問多く解いた
・すぐに書き始める姿が5回あった
・1週間で問題を10問解いた
・月曜日は1行だったが
金曜日には3行書けるようになった
このような姿を
写真でも残しておく。
「昨日よりも頑張っていたね」
と曖昧に声かけをするよりも、
具体的に数字や写真で伝えることで
「明日は今日の数を超えたい」
「金曜日までに○回にしたい!」
と具体的な目標も設定しやすく
意欲向上も期待できます。
写真を印刷してお家の方に見せたり、
本人にプレゼントして持ち帰らせたり
しても良いと思います!
お家の方に一報をいれて
「ほめてあげてくださいね」
と伝えることで
更なるやる気アップにもなります!

③ 個別に確認する
量を調整したとはいえ、
本人は不安いっぱいなことは
変わりありません。
少しでも躓けば
「やっぱりだめだ」と
一気にやる気が低下してしまいます。
なので最初は特に
個別の時間は必要です。
机間指導しながら
少し長めに時間を取り
途中経過を確認しましょう。
ヒントを出したり、
正解にはすぐ◎をつけたり、
短い一言コメントを入れたりします。
「先生ちゃんと見てくれている」
この感覚が、
学習への安心感と意欲の継続に
繋がっていきます。

④ 学び方の選択肢を提示する
課題に取り組むときには
「一人で」
「先生と」
「友達と(ペア・グループ)」
と学び方の選択肢を
用意しておきます。
自分の学びやすい環境を
知っておくことは、
学年が上がった後にも
活きる力になっていきます。
また、「先生の説明が
一番わかりやすい!」
というわけではありません。
子どもの同士の言葉で
すっと理解できてしまうことも
教室ではよく起こります。
学びの選択肢を用意することで
友達からも学べますし、
他の子たちにとっても、
友達に説明することで、学習の
定着を図ることができます。
普段から交流活動を取り入れた
授業構成を行いながら
一人ひとり学びやすい
環境作りを行うことが
ポイントになってきます!

⑤ 保護者と協力する
担任一人で
抱え込まないことも、
大切な支援です。
・今できていること
・やってみたい取り組み
・学校での様子
・家庭でできそうなこと
責める連絡ではなく、
一緒に支える連絡や相談を
してみましょう。
「実は中々勉強ができなくて・・・」と
困っている家庭も多いものです。
連絡や相談をすることで、
「先生はここまで考えてくれているんだ」
ということも伝わりやすくなります。
保護者は、大事なチームメイト、
パートナーとして協力して
いきましょう!

気をつけたいこと
他の子と比べたり、
「みんなはできている」は
考えないようにしましょう。
言葉として出なくても
先生の表情やしぐさ、行動から
その子が感じ取ってしまいます。
また急な成長を
求めすぎないことも大切です。
この子たちは、
これまで「できない経験」を
積み重ねてきている子です。
まずは、
安心して取り組める
環境作りを心がけたいですね!
まとめ
学習内容が定着しづらい子は、
怠けているわけではありません。
やりたくてもできなかったのです。
諦めるしかなかった子です。
先生にできることは、
その消えかかったやる気の炎を
また少しずつ大きくしていくこと。
先生の諦めない姿勢は
必ず伝わります。
学習内を追うことに
精一杯になると
目の前の困っている子ども達が
見えなくなるときがあります。
でもその子に必要な環境作りを
することで
取り組み始める子が
確実に増えます。

そしてその変化を見逃さず
取り組んだことを
心からほめてあげてください!
とみー


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