「またやってる!」ちょっかいかける子との関係が育つ関わり直し術

ノウハウ

はじめに


こんにちは、とみーです。

ブログを開いてくださり
ありがとうございます。



友達の物を勝手に触る。
持ち物を取って走って逃げる。
挙げ句、ケンカに発展…。


そんな子クラスにいませんか?


何度注意や指導をしても
なかなか改善しない。
同じことを何度もくり返す。


「あぁ、またやってる・・・」

「なぜ何度も同じことをするの?」


「友達が嫌がっているのに、
 何が楽しいの?」

改善が見られないと
そう感じるのは、当然ですよね。


休み時間や授業中にも
他の子にちょっかいをかけては
トラブルをくり返す。


あまりにもひどいときには
個別に指導する。


一時は落ち着くものの
翌日にはデジャブの光景。


先生の体力も心も削られ
いつしかこの子は、

「トラブルメーカー」


というラベルが貼れる。


その子にばかり時間を取られ、
指導すれば授業が止まる。


他の子たちに迷惑はかけられない!
そんな思いが強くなると、
自然とその子への指導の言葉も強くなる。


それでも、
状況はなかなか変わらない。

焦りやイライラが増えていく…。


これ本当に
多くの先生が通る道ですよね。


そこで、今回のブログでは
「ちょっかいをかける子と関わり方」
について解説していきます。


最後までの読めば、


・叱っても変わらない理由
・ちょっかいをかける子の心理
・適切な関わり方



を理解することができます。


逆に、
理由を知らずに
注意を続けると、

・いつまで経っても行動が改善されない
・その子に「できない子」のラベルを
 貼ってしまう
・教師がいつもいらいら顔

その子をきっかけに
クラスが崩れてしまう
かもしれません。


では、
ちょっかいをかける子には
どのように関わればよいのでしょうか。
具体的にみていきましょう!

叱っても行動が変わらない理由


ちょっかいをかける子の多くは、
次のどちらか、もしくは
両方に当てはまります。

正しい関わり方を知らない


あの子と仲良くしたい、
自分も仲間に入れて欲しい、


ちょっかいを出す子は
悪気なくそう思っている
ことがあります。


しかし、
その「正しい関わり方」が
わからない
んです。


子ども一人ひとりの
経験値には差があります。


これは当たり前でしょ~!
と思っていることも、


知識や経験が乏しければ
当然、使うことはできません。

間違った成功体験がある


「ちょっかいをかけたら
 反応してもらえた!」

本人の中では、
相手がどんな反応であろうと

「関わってくれた=成功」

になっていることがあります。


(追いかけてもらえた
 鬼ごっこみたいで楽しい!)

(「やめろ!」って言われた
  返事が返ってきた、やったー!)

この勘違いを修正しない限り、
行動を変えていくことは
難しくなります。


本物の成功体験の喜びを
体験できたとき、


正しい関わり方へと
行動が変わっていきます。


ちょっかいをかける子には、
注意・叱責の前に、


「友達との正しい関わり方」を
教え、くり返し練習して
いくことが必要です。

ちょっかいをかける子との関わり直す方法

① 理由を聴く


明らかに間違った行動をしていても
本人なりの理由があります。


まずは、行動を止めて
静かに気持ちを聴きます。


・どうしたの?
・何かあったの?
・何か理由があった?
・本当はどうしたかったの?


聞き方のポイントは
「事実+問い」
です。


例えば
「今、Aさんの筆箱持って
 走っていたけど(事実)
 何があったの(問い)?」


「今、Bくんから何もしてないのに
 あなたから叩かれたって
 聞いたんだけど(事実)本当?」
「何か理由があったの?(問い)」


「Aくん怒ってけんかに
 なっちゃったね(事実)。
 本当はどうしたかったの?(問い)」


行動の裏にある
本人の気持ちを丁寧に
引き出してみましょう。

自分の気持ちを言葉にできたら、
それがどんな理由であれ、
一旦受け止めましょう。


ここで
「それは、あなたが
 ちょっかいかけたからだよ」

なんて言っても
その子の中には入っていきません。

逆に、
「先生はわかってくれない」
と信頼が崩れてしまいます。


”この子なりの理由があるはずだ”


すぐに責めず、
その理由を見つけ出すために
傾聴の姿勢を心がけましょう。

② 正しい関わり方を一緒に考える


ちょっかいを出した理由が、


「遊びたかったから」
「追いかけてきたから」
「前の仕返しがしたかったから」


であっても
すぐに「それはダメだよ」だけで
結論を出して終わらせては
行動は変わりません。


結論はその子本人が
出していけるように
一緒に考えていきます。


そのためには、まず、
気持ちは一旦受け止めた上で
”起きた事実”を伝えます。


「遊びたかったのに
 Aくん怒ってしまったね・・・」

「遊んで追いかけてきたと思ったら
 Bくん泣いてたね・・・」

「Cさんに仕返ししたら
 けんかになったね・・・」


事実を淡々と伝えた上で、


「これで良かった?
 あなたは楽しかった?」


そこで本人が


「ううん」と素直になれば、

・物を取る代わりに、
 どう言えばよかった?

・関わりたいときは
 どんな声をかけたらいい?

・クラスで走ると
 どんなことが起きそう?

・仕返しされたら
 自分だったらどう思う?

具体的な言葉で問います。


回答が
「わからない」という場合は、


「その時はこんな風に
 声かけしてみると
 相手も自分も良い気持ちで
 過ごせると思うよ。」


と場面に合わせて
声かけの提案してみましょう。


ここは曖昧にせず
”自分がしたことで何が起きたのか”
”何が良くなかったのか”
”どんな関わり方が良いか”

本人に考えさせましょう。


始めは時間を要する
かもしれませんが、


このやりとりが次の行動へと
繋がっていきます。


起きた事実と背景にある理由、
行動のふり返りと改善策を一緒に考え、
最後は本人に自己決定させること

大きなポイントです!

③ 目標を決める


先程、理由を聴き、
正しい行動を考えさせる
問いをしましたが、


もちろんいきなり
できるようにはなりません。


そして、先生も完璧は
目指さないようにしましょう。


毎日ちょっかいを
くり返しているのであれば


本人と一緒に目標を立ててみる
ことをおすすめします。

・今日は物は触らず「自分で決めた
 ”声かけ”」を1回やってみよう

・物に触りたくなったら先生を見る

小さく達成できる目標
一緒に決めます。


そして行動や表情をしっかり
見守りましょう。

④ 一緒にふり返る


すぐに「できた・できなかった」を
教師が判断せず、

・今日どうだった?
・どんなところ頑張れた?
・少しでもできたと思うところは?

できた瞬間はもちろん、
うまくできなくても
やろうとした姿勢を
具体的にほめます。

「できたこと」
「やろうとした気持ちや姿勢」


ここをフィードバックして
いきます。


この経験を積み重ねることが
行動改善の近道になります。


1週間や1ヶ月など、
できたことを数値化しておくと
子どもにもわかりやすくオススメです。

大切な視点


ちょっかいを出すという行動は、
「関わり方を学んでいる最中」
の姿です。

叱り続けると、
教師との関係は構築されず


ちょっかい行動も
エスカレートしていくでしょう。


本人と話をして、理由を聞き、


わからなければ一緒に教え
練習して、ふり返る。

この地道なくり返しが、
周りとの正しい関わり方を育てます。


自分の行動を変えたら
友達も優しくなった。



そんな経験から
自分はできるんだという
自己肯定感も向上していきます。


本物の成功体験は
学年が上がっても活きる力になり、
本人の成長を支えます。


丁寧に丁寧に、できることを信じて
見守って取り組んできましょう。

今すぐできること!


明日からできることは、
これです!

「ちょっかいの理由を一度聴く」

たったこれだけでも、
関係性は少しずつ変わり始めます。


「先生は話を聴いてくれる」

「自分の気持ち分かってくれるかも・・・」


これまで叱られた経験が多い子ほど
周りとの関わり方に困っているし
心の奥では助けを求めています。


「怒られることしてる」
そう自分で自覚している子でも

素直に話してくれれば

「素直に話してくれてありがとう」


そう伝えて信頼作りを
スタートできます。


素直な気持ちを受け止めて
もらえた経験は、


「素直な行動してみよう!」という
前向きな気持ちも作ることが
できます。

まとめ


ちょっかいをかける子は、
誰かと関わりたい子です。


友達が大好きな子です。

ただ、
自分と相手が
気持ちよく関われる方法を
まだ知らないだけです。


高学年であっても
正しい関わり方がを知らない子も
います。


だからこそ、叱る前に、
一緒に考え、分からないときには
教えることが大切です。


学年は関係ありません。

どの学年であっても、
相手を大切にする関わり方は
大切なことだからです。


関わり方を学べたとき、
その子の行動は、
必ず変わっていきます。


この子達が自分の手を離れたときに
しっかりと自分で正しい関わりを
していけるように、


地道に、辛抱強く、
目の前の子どもと関わっていきましょう!


今回の記事が少しでも
あなたの参考になれば幸いです。


とみー

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